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【NFTer連載〜第6話】NFTerが世界を変える
おそらく、何年かかるかの時間の問題で、
全てのインターネットはブロックチェーンになると思います。
ブロックチェーンなんて言葉は使わず、
「インターネットとはそういうものだよね」って
当然のこととして受け入れられるようになると思います。
「今日は残業で遅くなる。」
あなたが家族に送信した何気ないメールもNFTになって、
あなたから家族にメールが送られたという記録は残るようになると思います。
メールの内容まで記録されるとプライバシー問題になりますが、
「◯月×日 abc@gmail.com から abc@hotmail.co.jp 」みたいな記録が自動でされるくらいなら
我々ユーザーは意外と自然に受け入れるでしょう。
スノーデンみたいなことを言いますが
GoogleとかMicrosoft くらいになると
それくらいの情報収集は既に普通にしてると思います。
メールの内容も含めてね。
僕がお母さんにメールを送る時は、
お母さんとGoogle or Microsoftの担当者の二人に宛てた内容になってます。
「肩こりに気をつけて」みたいな双方に使える気遣いも欠かしません。
そうなんです。特にNFT化することで
新たにプライバシーが侵害されるわけではないのです。
【NFTer連載〜第5話】NFTと不動産登記簿謄本(2)でお話したように
NFT化することはユーザーの権利が記録されるようになるだけです。
記録されることはファーストステップで、
今は何の取り決めもなく当然のようにGoogle や Microsoft や Facebook が持っている権利を、
時間をかけて、我々ユーザーの権利として持てるようになっていくのでしょう。
古代の王様が、土地も民も全ての物を持っているみたいな状況から、
今みたいに、みんなに色々な権利が認められるようになるってイメージです。
それにはかなりの時間がかかるかもしれません。
でも、Youtuber や インスタグラマー といった、
自作のデジタル作品で収入を得ることが自然な人たちが、
自分の作品の権利を持ちたくなるのは「今でしょ」の肌感です。
「NFTerいつやるの?今でしょ。」です。
最初は風当たりが強いかもしれません。
Youtuberも大変な思いをしたはずです。
”小学生が将来なりたい職業”の上位になった今ですら、
風はなお止んでいないでしょう。
でも、デジタル社会史におけるYoutuberの功績はすごく大きいし、
これから出てくるNFTerの行動もすごく重要になります。
文頭のお話に戻りますが、
「インターネットとはそういうものだよね」って
当然のこととして受け入れられるようになるために。