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[INTERVIEW] もっと心の深くまで――芸術家・SAORI KANDA <3>
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”うちなる女神 & うちなる龍 “のハーモニーをテーマに生き様そのものを表現する芸術家 SAORI KANDA。
今回のHINATAコラボレーションではSAORI KANDA初NFTアートリリースとして、自身の歌声と映像を融合させたヒーリングムービーアートを発表しました。
ここでは、インタビューによって作品を1つずつ掘り下げてご紹介いたします。
魂が生まれ、還る世界をつなぐGATEを開く ―Open My Soul―
―― 『Open My Soul』は『GATE』という作品から制作されたものですね。
まるで澄んだ水底にいるような色彩が美しい作品ですが、降り注ぐ光の滝や、画面下部の花々や茎の模様はどのような意味が込められているのでしょうか?
【SAORI KANDA】
私にとって天と繋がる聖なる色は青です。
海からすべての生命が産まれてきた事を、この魂のどこかが記憶しているのか、空の青、海の青に包まれたときに、懐かしさと安心感、そして大宇宙との繋がりを感じます。魂がふるえます。
作品原画GATEは、産まれる前の世界、死んで還る世界、その入り口というイメージをもって制作しました。
花々は細胞分裂のようでもあり、魂の産まれるところというイメージでもあります。
――『Open My Soul』、『GATE』というタイトルはどちらも開放というイメージでしたが、『Open My Soul』のDescriptionを見ると、扉を開けて外へ出るのではなく内へ帰るイメージなのでしょうか?
ムービーでは優しく囁き呼びかけるような声と、後半には心音にも感じられる音があり、まるで胎内のようにも感じられますね。
【SAORI KANDA】
色々と感じとってくださり、ありがとうございます
アーティストとして大変幸せな気持ちになります
作品原画GATEのイメージ画像を音楽家Akira Ikeda氏に送ったところ、水の中でゆったりと瞑想するような、母の胎内でたゆたうような、そんな美しい楽曲を届けてくれました。東京と京都での遠隔制作となりましたが、Akira氏の楽曲に身をゆだねて、宅録で魂の誕生をイメージして声をレコーディングしました。素直なかたちで、ふと、言葉が”Open My Soul…”とあふれてきたので、そのまま 声を幾重にもハーモニーさせてレコーディングしました。そちらをAkira氏が再構築して、とても神秘的で多層的な音楽作品と成りました。
Akira氏は水を扱うhealing musicの最重要アーティストです。彼からあふれる水の波動が私のうちがわを深く解きほどき、何かGATEが開いたのかもしれません。。。
動画編集に於いては、青の世界にゆったりと生命のひかりが産まれてゆく様子を、” ただいま ” と呟くような気持ちで取り組みました。動画編集をする時間の最中、私自身が深い癒しに包まれました。
デジタル上で鑑賞いただくNFTアート作品を通して
魂の癒し、自己内観、自己愛への気づきのGATEとなれたなら幸せに思います。
今後の展望
―― 個展『LOVE YOUR SELF』閉幕後は、長野県の岡谷美術考古館で個展『龍と女神と絹の道』が開催されるなど、非常に精力的に活動されている先生ですが、NFTに関して今後の展望や期待したいことなどありますでしょうか?
【SAORI KANDA】
5つのNFTアートを自身初の国内美術館個展となる
本展にて展示できた事も、大変嬉しい気持ちです。
連日、御来館くださったお客様がNFTアートを原画作品とあわせて体感くださり、様々な感想を寄せてくださっています。
NFTアートとして今後取り組みたいことは
より音楽的表現の可能性を追求した楽曲制作に取り組み、音楽アルバムをNFTアートして発表したいと思います。
また短編映画としてサウンド&ビジュアルの融合作品を作り上げてNFTリリースするビジョンもあります。
また、SAORI KANDAが世界中で制作してきた大作原画をNFTと連動させる事で、人生に寄り添ってくれるアートのエネルギーを、より軽やかにコレクションする悦びを体験してもらいたいと願います。NFT&ARTの可能性が大いに羽ばたくシステム創りにもHINATAさんとチカラをあわせて取り組んでいきたいと思います。
―― これからも楽しみにしています!
【SAORI KANDA】
ありがとうございます
SAORI KANDA
SAORI KANDA
NFTプラットフォーム「HINATA」(2022年1月11日公開)