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NFT取引におすすめのウォレット5選!利用時の注意点も解説
「ウォレットの種類がたくさんあってよくわからない」
「NFT取引におすすめのウォレットを教えてほしい」
こんな悩みを解決するため、本記事ではおすすめのウォレットを5つ紹介します。
そもそもウォレットとは、仮想通貨やNFTを売買・保管するための「サイフ」のようなものです。
NFTが販売されているマーケットプレイスにウォレットを接続することで取引ができます。
本記事で紹介しているウォレットの種類や特徴を知ることで、自分に合ったNFT取引ができるようになります。
注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.NFT取引におすすめのウォレット5選
NFT取引におすすめのウォレットを5つ紹介します。
- MetaMask(メタマスク)
- Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
- Phantom(ファントム)
- Trust Wallet(トラストウォレット)
- Ledger(レジャー)
(1)さまざまなマーケットプレイスに対応「MetaMask」
ウォレット名 | MetaMask(メタマスク) |
開発会社 | ConsenSys |
種類 | デスクトップウォレット、モバイルウォレット |
特徴 | ・ほとんどのマーケットプレイスで取引が可能 ・複数のアカウントを作成すればセキュリティが向上する ・秘密鍵やシードフレーズはユーザーが保管する |
日本語対応 | ◯ |
対応している NFTマーケットプレイス | ・OpenSea ・Rarible ・LooksRare ・Foundation ・Magic Eden |
公式URL | https://metamask.io/ |
MetaMaskは、3,000万人以上のユーザーが利用している最もメジャーなウォレットです。
ほとんどのNFTマーケットプレイスで接続できます。
日本語にも対応しており、初心者でも直感的に操作できる点がメリットです。利用者が多いこともあって、問題が生じても検索すれば簡単に解決できます。
MetaMaskはダウンロードすればすぐに使うことができますが、ウォレットに設定されている秘密鍵やシードフレーズの保管には要注意です。
万が一、外部に漏れてしまうと誰でもウォレットに接続できてしまい、不正利用される可能性があります。
ですので、秘密鍵やシードフレーズはオフラインで保管するようにしましょう。
(2)セキュリティが万全「Coinbase Wallet」
ウォレット名 | Coinbase Wallet(コインベースウォレット) |
開発会社 | Coinbase株式会社 |
種類 | Webウォレット |
特徴 | ・アメリカ大手の取引所が運営しており信頼性がある ・ハッキング実績がなくセキュリティが万全 ・仮想通貨を購入してウォレット接続がシームレス |
日本語対応 | ◯ |
対応している NFTマーケットプレイス | ・OpenSea ・Rarible ・LooksRare ・Foundation ・Magic Eden |
公式URL | https://www.coinbase.com/ja/wallet |
Coinbase Walletを運営しているCoinbaseは、世界100カ国以上で仮想通貨取引所を展開しています。
2012年に創業して以来、一度もハッキングされた実績がなく、セキュリティが強固なので安心して利用できるウォレットです。
Coinbase口座にCoinbase Walletを紐付れば、仮想通貨を購入してからシームレスなウォレット接続ができます。
また、保有している仮想通貨やNFTがモバイル上でも閲覧可能となり、利便性が高いのも特徴です。
(3)Solana系のNFT取引なら「Phantom」
ウォレット名 | Phantom(ファントム) |
開発会社 | Phantom Technologies, Inc. |
種類 | デスクトップウォレット、モバイルウォレット |
特徴 | ・Solana専用のウォレット ・Solanaの主要NFT市場「Magic Eden」に対応 ・直感的な操作でユーザビリティが高い |
日本語対応 | ◯ |
対応している NFTマーケットプレイス | ・OpenSea ・Rarible ・Magic Eden |
公式URL | https://phantom.app/ |
Phantomは、Solana(ソラナ)ブロックチェーンで取引されるNFTの専用ウォレットです。
Ethereum(イーサリアム)なら「MetaMask」、Solanaなら「Phantom」とイメージすればわかりやすいかもしれません。
MetaMaskと同様に、Webブラウザの拡張機能かスマホアプリをダウンロードすることで利用できます。
操作性に優れており、ウォレット上から保有しているNFTも確認できるため、ユーザビリティが高いのも特徴です。また、日本語にも対応しています。
復元するときに必要な秘密鍵やシードフレーズは、ユーザーが保管する必要があるので注意しましょう。
(4)世界大手のBINANCE公式「Trust Wallet」
ウォレット名 | Trust Wallet(トラストウォレット) |
開発会社 | Trust Wallet |
種類 | モバイルウォレット |
特徴 | ・世界最大規模の取引所「BINANCE」の公式ウォレット ・シンプルな操作性で使いやすい ・仮想通貨をクレジットカードで購入可能 |
日本語対応 | ◯ |
対応している NFTマーケットプレイス | ・OpenSea |
公式URL | https://trustwallet.com/ja/ |
Trust Walletは、iOSやAndroidなどのモバイルに特化したウォレットです。
世界最大規模の仮想通貨取引所である「BINANCE」の公式ウォレットであり信頼性もあります。
運営側が個人情報を収集することはなく、匿名性が高いため安心して利用できます。
NFTを買うために必要な仮想通貨を、クレジットカードで購入できるのも魅力のひとつです。
Trust Walletは非管理型ウォレットであるため、シードフレーズはユーザーが管理することを理解しておきましょう。
(5)ネットワークから遮断して保管「Ledger」
ウォレット名 | Ledger(レジャー) |
開発会社 | Ledger |
種類 | ハードウェアウォレット |
特徴 | ・オフラインでNFTを保管できセキュリティ性が高い ・専用アプリ「Ledger Live」でNFTを管理できる ・紛失しても同じリカバリーフレーズで復元可能 |
日本語対応 | ◯ |
対応している NFTマーケットプレイス | ・OpenSea ・Rarible ・LooksRare ・Foundation ・Magic Eden ※ただしMetaMaskにウォレット接続する必要あり |
公式URL | https://www.ledger.com/ja |
Ledgerは、ネットワークから遮断してNFTを保管できるハードウェアウォレットです。
Ledger本体のハードウェアでNFTや仮想通貨を保管でき、ハッキングなどによる詐欺や盗難のリスクを回避できます。
操作はシンプルで、LedgerとパソコンをUSB接続するだけで利用でき、機種によってはBluetooth接続も可能です。
Ledger本体は英語表記ですが、操作マニュアルは日本語にも対応しており、動画でも使い方をわかりやすく解説しています。
NFT取引するためには、MetaMaskにウォレットを追加する必要があるので注意が必要です。
2.NFT取引用のウォレットを選ぶときのポイント
ウォレットを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- ウォレットの種類はなにか
- どのマーケットプレイスに対応しているか
- 信頼性がある会社が運営しているか
(1)ウォレットの種類はなにか
まず、NFTを取引するために必要なウォレットの種類から理解しましょう。
ウォレットの種類は大きく分けて2種類です。
- ホットウォレット
- コールドウォレット
ホットウォレットはインターネットに接続するウォレットのことで、NFTや仮想通貨の取引用として準備する必要があります。
ホットウォレットは以下の3種類です。
種類 | 管理方法 | 注意点 |
---|---|---|
Webウォレット | インターネット上で資産管理 | 取引所が閉鎖するリスク |
デスクトップ ウォレット | ブラウザ拡張機能でソフトを ダウンロードして資産管理 | パソコンがウイルス感染するリスク |
モバイル ウォレット | スマホやタブレットにアプリを ダウンロードして資産管理 | 端末を紛失するリスク |
一方でコールドウォレットは、ホットウォレットから送金するときだけ接続し、普段はインターネットから遮断してNFTや仮想通貨を保管します。
コールドウォレットは以下の2種類です。
種類 | 管理方法 | 注意点 |
---|---|---|
ハードウェア ウォレット | パソコンにUSBで接続して、 外部端末内で資産管理 | 端末を紛失するリスク |
ペーパーウォレット | 秘密鍵などの情報を 紙に印刷して資産管理 | 紙の劣化や紛失のリスク |
このように、NFTのマーケットプレイスと接続するためにはホットウォレットが必要です。
コールドウォレットは保管用として使うのがベストな利用方法でしょう。
(2)どのマーケットプレイスに対応しているか
NFT取引するときは、ウォレットがどのマーケットプレイスに対応するかを確認しておきましょう。
下表に代表的なNFTマーケットプレイスと対応ウォレットをまとめました。
NFTマーケットプレイス | 対応ウォレット |
---|---|
OpenSea | ・MetaMask ・Coinbase Wallet ・Phantom ・Fortmatic ・Torus ・Portis ・Trust Wallet ・Ledger(※) など |
Rarible | ・MetaMask ・Coinbase Wallet ・Phantom ・Torus ・Portis ・Ledger(※) |
LooksRare | ・MetaMask ・Coinbase Wallet ・Ledger(※) |
Foundation | ・MetaMask ・Coinbase Wallet ・Ledger(※) |
Magic Eden | ・MetaMask ・Coinbase Wallet ・Phantom ・Ledger(※) |
マーケットプレイスのサイト内にある「ウォレット接続」を選択すれば、対応しているウォレットが確認できます。
どのウォレットが対応しているか事前に把握しておけば、スムーズな取引ができるでしょう。
(3)信頼性のある会社が運営しているか
ウォレットはNFTや仮想通貨を入れておく「サイフ」であり、大切な役割を担っています。
その大切なウォレットの運営者が、信頼性のある会社なのかも選ぶときのポイントです。
たとえばMetaMaskは、ニューヨークに本社がある「ConsenSys」が運営しています。
2014年に設立されたイーサリアム専門のブロックチェーン技術企業で、Amazonが運営するAWS(Amazon Web System)と提携していることでも有名です。
運営者が信頼できる企業であれば、マニュアルやユーザーガイドが整備されており、安心して利用ができます。
ですので、公式ホームページを確認してウォレットの運営会社を調べておくのも、リスク回避につながるでしょう。
3.NFT取引でウォレットを利用するときの注意点
ウォレットを利用するときの注意点を3つ紹介します。
- 秘密鍵やシードフレーズは厳重に保管する
- 取引用と保管用のウォレットに分ける
- 公共のフリーWi-Fiで取引しない
(1)秘密鍵やシードフレーズは厳重に保管する
NFTの取引で使用するホットウォレットの多くは、以下の2項目で保護・管理しています。
- 秘密鍵:ウォレットとアカウントを紐づけるときに必要
- シードフレーズ:端末にウォレットを接続するときに必要な12個以上のフレーズ
万が一、秘密鍵とシードフレーズが流出すると誰でもウォレットを操作でき、NFTを盗まれる可能性があります。
よって、秘密鍵とシードフレーズはオンライン上ではなく、オフラインで保管するのがおすすめです。
(2)取引用と保管用のウォレットに分ける
MetaMaskなどのウォレットは、取引用と保管用に分けてNFTを管理しておきましょう。
理由は、取引用のウォレットがハッキングや詐欺にあったときに、保管用のウォレットにNFTを移動しておけば盗まれる心配がないからです。
普段は「MetaMask(A)」で取引して、NFTを購入したら「MetaMask(B)」に移動させて保管する、といったイメージで使い分けをしましょう。
(3)公共のフリーWi-Fiで取引しない
ウォレットを接続するときに、どのインターネット回線を使っているかでセキュリティの強度が変わってきます。
特に注意が必要なのは、カフェや図書館などのフリーWi-Fiで取引をすることです。
誰でも無料でインターネット利用でき便利ですが、不特定多数の人とインターネット回線を共有しているため、いつハッキングされてもおかしくありません。
ですので、パスワードがかかったWi-Fiなどセキュリティが強いインターネット回線を利用しましょう。
ちなみにMetaMaskは、上の画像のように接続中のサイトが確認できるので、使用しないサイトは定期的に接続解除すると安心です。
4.おすすめのNFTウォレットで取引してみよう
今回は、NFT取引におすすめのウォレットを5つ紹介しました。
- MetaMask(メタマスク)
- Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
- Phantom(ファントム)
- Trust Wallet(トラストウォレット)
- Ledger(レジャー)
大前提として、利用する予定のNFTマーケットプレイスに対応したウォレットを確認して利用しましょう。
そして、ウォレットの種類には長所と短所があるため、利用方法によって使い分けるのがベストな選択です。
例えば、取引用のウォレットに「MetaMask」を使い、保管用のウォレットに「Ledger」を使うといった利用方法です。
ホットウォレットとコールドウォレットを併用することで、セキュリティが強固となりハッキングや盗難のリスクを軽減できます。
本記事で紹介したおすすめのウォレットを利用して、さっそくお気に入りのNFTを購入してみましょう。
2020年にビットコインを購入したのがきっかけで、ブロックチェーンやNFTに興味を持ちました。
普段は暗号資産やNFT専門の、フリーランスWebライターとして活動しています!
より多くの人にWeb3.0の魅力を伝えるべく「難しそうなことも分かりやすく」をモットーに執筆します。
個人としても、NFTやメタバースに関するブログを運営中です!
世界を変える「Web3.0」は、日本を救う分野だと信じています!